1. 水上太陽光発電装置を考察した経緯
私は、公共用地の取得のコンサルタントをしている、補償コンサルタントで一級建築士です。
補償コンサルタントの仕事で、ダムの建設により、発電所を廃止する案件があり、補償調査と代替え施設の検討を行ったことがあります。
代替え施設の施設としては、水力発電、火力発電、原子力発電、太陽電池発電を検討しました。
a.水上設置について
太陽電池発電のシステムを検討する過程で、ダム等の水面に浮かべて、湖面を有効利用できないかと考えるようになりました。
地上に設置したのであれば、広大な用地の確保が必要であり、海面、湖面上の設置が有望と考えます。
b.球体構造について
また、固定式では、太陽エネルギーの有効利用とは言えないと考え、太陽追跡型のシステムを導入すべきであると考えました。
このシステムを考察する課程で、風力に対する姿勢制御が問題になると考え、
球体構造を導入することにしました。
球体構造であるが故に、太陽追跡システムの組込も容易であり、架台自体の制作コストも下げられるのではないかと考えます。
c.密閉透明容器について
密閉容器自体が、フロートとして浮く構造になっている。
窒素ガスをいれた密閉容器に入れることにより、結露、塩害防止になり、太陽電池の保護コストも下げられると考えます。
また、透明容器に入れることにより、水面からの反射光の利用も考えられます。
d.吊り構造について
球体の頂点から、円盤ユニットを吊る構造にしました。
円盤ユニットの重心と方向設定ウエイトのバランスによって、円盤を制御します。
波により、球体が揺れても、バランスによって方向設定がある程度可能と考えます。